Summary

あるところに、主人公たちに成敗されたラスボスがおりました。
ラスボスは自分が死ぬ定めだと思っていたのですが、主人公たちに生きるよう説得され、しぶしぶ生きることに。
多くの人に恨まれています。多くの人に嫌われています。またラスボス絶頂期に傷つけてしまった友もいます。それでも生き続けなければいけません。
このお話は、ラスボスが自身の人間関係を修復し、まっとうに生きていく過程を描いたものです(希望)。


Story

Main part

【01】穏やかな時間が流れるシュレーゼ国の騎士団長室。 その椅子に座るのは騎士団団長代行のテレジア=フロック。 彼女の悩みは終わらない仕事と、近々決定されるイングリート=バイラーカへの処罰についてだった。

【02】イングリートに下された命は騎士団に戻り、国のために働くこと。 国を混乱に陥れた自分に、なぜそんな軽い罰が? 疑問に思いつつも働きだすイングリートだが、思い出すのは過去、自分が苦しめた人々のことだった。

【03】イングリートが猫になる呪いにかかった。しかし呪いとは魔法を使わないとできない。 誰が法を破り魔法を使ったのかを調査していくと、イングリートのかつての恋人が候補に挙がった。

【04】魔力欠乏症により人が溶けて死ぬという事件が起きた。 時を同じく、意識を失った国王を助けるために魔法を使う必要がある。 イングリートは罪人である自分が魔法を使うべきだと告げた。

【05】イングリートの指示を無視して下町に出向いたテレジアはロジーナと共に調査をすることに。 時同じく、王城内ではフィリップが国王へ回復魔法をかけようとしていた。 ヴィエラはランクを引き連れマーリア孤児院へと向かうが、そこで出会ったのは。。。

【06】昏々と眠り続けるフィリップが夢の中で見たのは、過去のイングリーたちの姿。 そこではハイディやヴィエラが楽しそうにしていた。確かにあった優しい日々が何故、変わってしまったのか。 またテレジアたちは赤い石について悩んでいた。

【07】眠るフィリップを心配するフランシスカは、自らにできることを探し、ある決意をする。 また失意のうちにあったテレジアは雨の中、ランクに出会いヴィエラの家に連れ込まれた。 ハイディが次に狙った相手は誰なのか。

【08】状況が変わることなく時間だけが過ぎていく中で、ヴィエラは時間稼ぎのためとハイディの元へ行く決心をした。 それに納得できないイングリートだが、打つ手がないのでしぶしぶと許可を出す。 翌日、フィリップが目覚めて手を取った相手はダニエラだった。

【09】気持ちを改め騎士団長代行の仕事をしようとするテレジアは、イングリートからロジーナが町を出たことを知らされた。 森に逃げたフィリップは、落ち込みながらも前に進もうとするが、彼の後ろを歩くダニエラの顔はさえなかった。

【10】国に帰ってきたロジーナは、テレジアとイングリートに状況を説明していた。 ヴィエラが魔法使いに乗っ取られたことに対してイングリートは早々と決意を下すが、それはテレジアやロジーナが到底受け入れられないものだった。 一方、森にいるフィリップの傍にいるダニエラは、己の剣の柄に手を添えていた。

【11】ハイディは己の望みを教えるため、ヴィエラと会話をするが、ヴィエラはその身勝手な望みを否定した。 責任のありかはどこにあるのか、誰が悪かったのか。 またイングリートは気を失っているダニエラに出会い、彼女のしていたことを知る。

【12】 敵の本拠地に乗り込んだイングリートはつかの間の間、ハイディらと会話をする。 しかしそれは、戦いの火蓋を切って落とす前段にすぎなかった。 ロジーナたちが駆け込むも、互いに剣を取りあった状況ではもはや後戻りできない。 それぞれの思惑を抱いて今、最後の戦いが始まろうとしていた。

【13】 全てが終わったあとのシュレーゼ国。 イングリートはハイディの遺品を持って中庭に立ち、ヴィエラはこれからの身の振り方を考え出す。


Extra part

【01】イングリートとロジーナが流行り病に倒れた。 だというのに王城の医師は二人に薬を出そうとしない。 しびれを切らしたテレジアは自身で薬草を取りに行こうと城下へ赴くのだが、城下でも流行り病が広がっていて……

【02】宝物庫の整理をしていたフィリップが見つけたのは、子供のころの自分が書いた宝の地図。 こっそりと城を抜け出し、お宝を探しにレリアウルの森に向かうのだが、そこには幽霊が出現して!?

【03】フィリップの誕生日プレゼントを探していたフランシスカは、騎士団を巻き込んで城下へ。 楽しそうに城下を見て回っていたのだが、とある孤児の少年少女の仲の良さを目にして唇をかみしめた。

【04】城に来たが、テレジアもヴィエラもいないので、イングリートと会話をするロジーナ。 何気ない日常の中で、自分にはなかった家族という存在について少し考えるようになる。

【05】過去、イングリートたちに起こった出来事。 魔法使いとシュレーゼ国の騎士たちが衝突する、逢魔戦争の始まり。


Character

イングリート・バイラーカ Age.38 ♀ CV:こふみ
本作が始まる前の時間軸でラスボスであった人物。
主人公一行に倒され、現在は王城にて謹慎の身。
元王国騎士団長であり、昔は人望篤い人物だった。
過去の行いを見返しては、背後から刺殺されても文句は言えないと考えている。
収録後ボイス:

ヴィエラ・グラヴィッヒ Age.35 ♀ CV:日下稔
元イングリートの部下である王国の騎士隊長。
イングリートの命により主人公一行に潜入し内情を探っていたスパイ。
だが最終的にはイングリートを止めるため、彼女と対峙した。
収録後ボイス:

ロジーナ・カリエール Age.21 ♀ CV:イチマツ
本作が始まる前の時間軸では主人公であった人物。
さばさばしているが、お節介焼きな性格のため、貧乏くじを引くことも。
お洒落や美容には目がなく、女子であることを楽しんで生きている。
収録後ボイス:

テレジア・フロック Age.21 ♀ CV:七瀬真結
現在、王国騎士団長代行を押し付けられている人物。
ロジーナの幼馴染でありイングリートの元部下。
イングリートとヴィエラに憧れを抱いている。

フィリップ・L・シュレーゼ Age.15 ♂ CV:鳴海純
シュレーゼ王国の王子。
本作が始まる前の時間軸で王城から脱走した王子。
世間知らずであったが、旅をする中で徐々に男らしくなった(希望)。

ランク Age.22(外見) ♂ CV:NEGI
ヴィエラに飼われていた犬だが、違法改造されキメラとなった。
この為、人間に変身することが可能。
考え方は犬がベース。肉が好き。
収録後ボイス:

フランシスカ=タイナート Age.10 ♀ CV:さばこ
父は現国王の友人であり、誇り高い騎士だったが、逢魔戦争により他界。
その後、国王に引き取られ、フィリップ王子の婚約者となった。
大人の汚い部分を小さなころから見てきている。

ハイディ=ラウ Age.38 ♂ CV:べ〜
イングリートと同期の騎士であり、彼女の恋人だった人物。
魔法に詳しく、イングリートと共に、魔法で未来を照らしてみせると意気込んでいた。
しかし逢魔戦争後、精神的にも不安定になり、彼女に執着するようになる。

ギーナ Age.15 ♂ CV:縣ひかり
病気がちな妹のために商人を目指す少年。
テレジアとは何かと縁があり、騎士は嫌いだがテレジアのことは騎士のねぇちゃんと呼んで交流をしていた。
収録後ボイス:

ダニエラ Age.29 ♀ CV:河野トリ
逢魔戦争の途中で騎士団に入団した騎士。
思うように成果を出せないときイングリートに助けてもらい、それからイングリートを崇拝している。
収録後ボイス:

エキストラ
商人:城野晴歌
門番:ゆーなぎゆき
孤児:井上響
幼女:日下稔
幼児:こふみ
騎士B:さばこ
コルネリア:myuilu
マルクス:中嶋有志
魔法使い:霜月彗


降板の方
ランク:守矢光秀


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