怪奇譚
始
噺
綴
黒い手紙
「この頃家に、真っ黒い手紙が届きます。差出人の名前はありません。何やら変な匂いがするので捨てています。気味が悪いです」
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視てる
「ふと部屋を見渡すと一人足りないの。どこ行った? ってもう一人に聞いたらトイレじゃないって答えるから、トイレを覗いてみたんだけどいないんだよね。いないんだ」
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左手
「怖くなって、急いで車を発進させようとしました。でも、ドアが閉まらないんです。何かでつっかえているようで」
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